ご無沙汰しています!
今日は
音感について。
最近、面白い本に出会いましたので、今日はその中から音楽をやる上で参考になったと思うことを紹介します。
やはり音楽をやっていると信じられないくらい音感がある人と出会うことが多々ありますよね。
いわゆる
絶対音感というやつです。
※絶対音感(ぜったいおんかん、英語:perfect pitch)は、ある音(純音および楽音)を単独に聞いたときに、その音の高さ(音高)を記憶に基づいて絶対的に認識する能力である。狭義には、音高感と音名との対応付けが強く、ある楽音を聞いたときに即座に音名・階名表記で表現できる能力である。 別名として「絶対的音感」、「絶対的音高感」などがある。 相対的な音程で音の高さを認識する相対音感に対して、音高自体に対する直接的な認識力を「絶対音感」と呼ぶ。(wikiより抜粋http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B5%B6%E5%AF%BE%E9%9F%B3%E6%84%9F)
彼らは街中のBGMを聴くだけで、曲のメロディー、コード、キーなど譜面を見ずともその場で分かってしまうのです。また鳥の声、水の音、はたまた皿と皿の接触音まで音の高さを聴きとってしまいます。このような超人的な能力を目の当たりにすると、彼らは音を聴くときにどのように聞こえているのか、不思議で仕方ありませんでした。
同じ人間なのに、なぜこのような能力を持っているのか。
どう訓練すれば、かれらのような音感を手に入れることができるのか。
憧れと悔しさが半々で、自分なりに音感トレーニングをこなしていました。
そして、先日その能力の科学的な根拠を示す文献にようやく出会うことができました!
その本によると・・・
一般に音楽家でない人たちが音楽を聴く時は、耳の上あたりにある脳の部位(聴覚野)にある神経細胞が活動します。これは誰にでも起こる脳の働きです。
しかし音楽家、ここではピアニストですが、彼らが音を聴くときは聴覚野の神経細胞だけではなく、楽器を弾く指を動かすために働く脳部位の神経細胞も同時に働いていることが脳科学の実験で分かったそうです。
ピアニストの場合、指を一切動かしていないにもかかわらず、ただ音楽を聴くだけで、指を動かす神経細胞が活動していた。
これは、衝撃の事実です。
思い返して、実際に出会った絶対音感の持ち主は皆、音楽を聴きながら、鍵盤を弾くしぐさをしていたことを思い出しました。
つまりですよ、
彼らは音を処理する聴覚野だけではなく、楽器を弾くための運動神経と連携して、音を聴いていた。つまり
音に身体が反応したり、指の動きによって、音が想起される特殊な脳の回路が存在することになります。
またハーバード大学のラハブ教授によると、「
練習したことのあるメロディを聴いたときに、特に強く反応する」ことを発見したそうです。
つまりこれは、「
自分が弾いたことのあるメロディだと、それを聴けば、どんな風に指を動かせばいいか分かる。でもあまり聴いたことのないメロディや和音だと、どんなふうに手指を動かせばいいか、脳は何となくしかイメージできない」ということです。
言いかえれば、絶対音感の持ち主は、幼いころからの楽器の練習により、何千、何万回の多種多様のフレーズ、和音を練習する内に、音を覚え、その音の記憶の組み合わせで、聴きとれるようになっているのではないでしょうか。
ようはどれだけ、多くの曲を練習してきたかってことでしょ!
練習ですね
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