今回は耳コピについて書いていきます!
みなさん耳コピしてますか?耳コピとは読んで時の如く、譜面などを見ずに、音源を聴いて音を採る作業のことを言います。
英語ではtranscript、トランスクライブなんて言ったりします。
「えっ!?楽譜なしで音をとるの??
私、絶対音感ないし絶対無理!!」
と思われた方。
お気持ち分かります。
私自身も音感が全くと行っていいほどありませんでした。
大学生の頃、吹奏楽部上がりの周りの先輩、同期、後輩達がせっせと音を採譜してきた話を聞いて、コンプレックスを持ったものです。
どうやって音を採っているのか理解できませんでした。
しかしながらこの耳コピー、やはり音楽をもっと学びたいと思うなら避けては通れない道。
半ばヤケクソで一音ずつ、こつこつと耳コピを始めました。
(初めてコピーしたのはスタンドバイミーだったかなw)
やはり最初の一年くらいは、自分で採譜した音があっているかどうかも分かりませんでした。楽譜は間違った音だらけ、とにかく酷いものでした。それでも必死に音源と向き合ううちに、次第に音が聴き取れるようになり、採譜にかかる時間も短縮できるようになりました。
耳コピをするメリットは何か。
音感がつくのは当たり前ですが、コピーする内にそのプレイヤーが何を考えながら弾いているのか理解できるようになり、プレイヤーの手グセなども分かるようになります。また譜面に起こすことにより、読譜能力も向上。
間違いなく音楽スキルをレベルアップできます。
耳コピは絶対にするべき練習なのです。
ということでできる限り耳コピを持続させるためのテクニックを以下にまとめました。
①再生プレイヤーはWindowsメディアプレイヤーがおすすめ!!
②完璧を求めない。
③全部コピーする必要などない。
④コード進行の分かるものから始める。
⑤必ず楽譜に書き起こす。
①について
基本絶対音感でない限り、一度に聴き取れることはほぼありません。
何度も同じフレーズを聴き返すのです。
耳コピを長続きさせるコツとしては、できる限り作業中のストレスを減らすことです。
そのためには聴きたいフレーズを
スピーディに聴き返すことが可能な再生プレイヤーであることが必須です。私はWindowsメディアプレイヤーを俄然押します!
巷のituneでは実は5秒ほど聴かなければ、同じ再生地点から再生することができません。
一方、Windowsメディアプレイヤーは聴きたいフレーズの再生時間にカーソルを合わせ、スピーディに再生することが可能です。ストレスなく耳コピに集中することができます。
一昔前のYouTubeもスピーディに再生できたのですが、最近は動画が重すぎて、快適に再生できないのが残念です。
ギターを片手に、上記写真のように手を配置し、何度も同じフレーズを高速リピートで聴きまくる。
②全てを聴き取ろうと完璧を求める必要はありません。
音は間違って聴き取っても構いません。大雑把に採譜しましょう。
まずは採ってみること。終わらせてしまうことです。そこから細部を少しずつ研究していけばいいのです。
③ソロの最初から最後まで全部採る必要もありません。
自分の好きなフレーズをコピーして、それを自分のストックにしましょう。
ソロの流れを知りたいなら、コーラスごとにコピーしてみましょう。
④
コード進行が分かる曲の方が、ある程度、音を予測できます。
また採れた音がコードに対してどのようなアプローチをしているのか、理論的に理解することができます。理解できた音に関しては覚えるのも早く、即自分のフレーズとして消化できます。
⑤
必ず楽譜に起こしましょう。
「まっ、覚えているから楽譜に起こすのはいっか。。。」と思っているあなた。
必ず忘れますから!!
思い出すのに、また一から採譜しないといけないのは非常に時間が勿体無い!
必ず記録に残しましょう。目に見える形にすることによって、充実感も湧いてきます。
また採譜することによって、より深く音楽を理解できます。採譜した音の長さを意識できます。構造を視覚的に認知できます。
楽譜を書く際に、綺麗に書く必要は全くありません。
汚く書きましょう!スピーディに!気分は作曲家です。
まとめ
・耳コピは絶対やる!
・再生プレイヤーはスピーディに聴き返せるもの
・譜面に必ず書き起こす
採譜することは大事ですがあくまで採譜です。
楽器の練習をおろそかにせずこつこつやりましょう!
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